第二回目はロックンロールマジックvol.3でミッテレ同様会場を躍らせまくった『The Jikens』を紹介します。
今回はザワさん(
Records Romantic /
Private World )に紹介文を書いて頂きました。ザワさんは私達ロックンロールマジックの2人が愛してやまないパンクやパワーポップ達を紹介しまくっているブログ『Records Romantic』の管理人であり『Private World』というパンクやパワーポップをテーマにしたマンガを描いている方です!(私達ロックンロールマジックの2人は彼の大ファンです☆)ジケンズは既に『Records Romantic』で紹介してあるのですがその紹介文があまりにも素晴らしく再度ロックンロールマジック用に紹介文を書いてもらいました。
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『Records Romantic・・・ジケンズ / 今夜なにかがおこりそう』
JIKENS。日本語で書くとジケンズ(事件ズ)。もうこのバンド名で「何かとんでもない事件がおこりそう!」なバンドであることは間違いありません。
仙台から飛び出した4人組のバンド、ジケンズ。写真から見てわかるように、タイトで渋いシャツを身にまとい、60年代を感じさせる髪型でキメています
ビートルズやローリングストーンズを初めとする60年代のビート・サウンドの臭いを感じさせるバンド、ジケンズを紹介させていただきます。
さて60年代音楽を基調に置いたバンドといっても、様々なスタイルがあります。マージービート、ソウル、モッズ、ガレージ、グループサウンズ…。21世紀の今、60年代の音楽の大先輩を尊敬し、その空気を自分たちなりに表現しているバンドは多く居ますが、そのほとんどは、60年代の各種スタイルのカルトで濃厚なサウンドの魅力を忠実に表現しようとしているか、またはそれを踏まえて現在なりの濃厚さを作るかという「濃い」バンドです。
勿論そのようなバンドを悪く言うつもりはないですし、むしろ追求者として私は尊敬しています。しかし、60年代の音に普段から触れていない人は「この濃くて変わった音楽、私はちょっと苦手かも…」となってしまうことがあろうかと思います。
しかしジケンズ・サウンドの凄いところは、その60年代の様々なサウンドから幅広く影響を受けながらも、「60年代の音楽なんて聴いたことも興味もない」という層にもアプローチできるくらい、とても現代的な輝きを持っているところです。
60年代サウンドの重要な部分だけをピンポイントで切り抜き、それを現代風にアレンジし、キャッチーに、スタイリッシュに、そして何より「楽しめるサウンドに」仕立て上げているのです。さらには、60年代の音楽を幅広く取り入れるだけでは飽き足らず、今に至るまでのロックンロールの「おいしい」要素はどの時代のものも吸収してしまっているのです。
それらを全部踏まえて、とても楽しい音楽を作れてしまうジケンズ、只者じゃありません。
彼らを「ビートルズが好きな人は気に入るよ」と紹介するのは簡単かもしれません。でもそうではなく「かっこよくて楽しいロックバンドがいるよ」と紹介したいです。
ライブに行く前に「CD持ってないしな…」なんて悩む必要ありません。聴いてなくたって彼らのライブはサイコーに楽しめます。
ライブハウスで彼らのビートに、彼らの歌声に身を任せれば、ロックンロールの快楽を味わえることを保証します。
それに、きっとロックンロール・マジックに行ってジケンズを見れば、なにかがおこりそうな気がしませんか!
ザワ(Records Romantic / Private World)
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